12V直流化
12Vバッテリー、レギュレートレクチファイアを使って12V直流化をします。
必要なものは配線図から読み取ってください。
*何が必要で配線をどうしたらいいか?が配線図で理解できない方は手を出さないでください。

配線図は一応ciao純正スイッチでもできるようには書いていますが
12V化にあたりスイッチ類は全てHONDAの原付用に変更しています。
配線色もHONDAに習っています。
純正ハーネスでやる場合はウインカーの配線だけツェナーダイオードが変な繋がり方をしているので
配線をやり直さないとできません。
灯火6Vを巻き直し12Vにするのではなくウインカー12V配線でほぼ全てを賄うのでLED化必須です。
リレーはサージ対策をしないとすぐバッテリーがあがります。
バッテリー〜ACC電源配線をスイッチでキルしないとならないので
ヘッドライトに0/1スイッチがない車両の場合はライティングスイッチでバッテリーをキルして
ハザードはあきらめるか別途スイッチを増設してください。
キルスイッチはオルタネイトとしていますがモーメンタリでも大丈夫です。
オルタネイトにしておけば通電時はエンジンかからないので盗難防止にはなります。
デコンプでエンジンをストップさせるままで良いのであればこちらは不要です。
バッテリーは極小サイズLONG 0.7Ahを使用します。タバコサイズです。

これっくらいのお弁当箱に、バッテリーとヒューズをちょいと詰めて。

シートベースの下に固定します。スポンジを脱がします。

この穴に合わせて弁当箱の蓋に穴を開けます。

固定はシートスポンジにダメージが出ないようにM6のトラスボルトを使用します。

蓋が振動で割れないように面で固定するため大きめのワッシャーを使用します。

蓋の横に固定ベルトを通すたて穴を開けます。

固定ベルトを装着。車用の荷物固定ベルトです。

シートスポンジはついでに防水処理をします。ポリ袋をかぶせるだけですけどw

バッテリー格納はこれで完成。

シートポスト直下のリアフェンダーに穴を開けてバッテリー線を通してエンジンルームへもって行きます。
リアタイヤに干渉しないようにリア周りのフェンダー下配線に共抱きさせてください。

わかりづらいですがキャブのフィルター左の赤と緑配線がバッテリーの(+)と(-)です。

DC12V用ウインカーリレーは純正位置に、レギュレートレクチファイアはツェナーの位置に取り付けました。

レギュ&レクチへの配線は
ウインカー12Vの線をレクチのDC INへ、
6Vの2線は並列でACへ
DC OUTの線とバッテリーからの+を直結してハンドル側へ赤の線で上げます。
ハザードをエンジン停止時も使用したい場合(オススメしません)はさらに分線してウインカーリレーの入力へ入れます。
ハーネス線と各スイッチ線を結線していきます。

ホンダの集合スイッチに変更してしまったので自転車用ブレーキレバーでデコンプレバーを代用しました。

アクセルワイヤーはワイヤータイコをスライド溝に合わせて削って汎用アクセルワイヤーに交換します。
こちらは両方宇賀神商会さんで購入できます。

ひき回し完了。
アクセルワイヤーのL字ガイド金具でアイドリング調整ができるので超便利。
わざわざ足元のカバー外してキャブいじったりする必要がありません。
写真に撮り忘れましたが、スロットルの太鼓止めに2mmのワイヤーガイドの穴を開けてワイヤーを貫通させて
引きシロをあらかじめ微調整して余ったワイヤーをカットする必要があります。
純正のアクセルワイヤー交換と同じ様な理屈です。想像してくださいw
セルスタータースイッチをキルスイッチとしました。

完成。

ヘッドライト内に配線を全て隠したいのでホーンの位置はフロントネックに移動しました。(取り付け向きが逆)

ciaoらしからぬヘッドライト光量となりました。
追記。ウインカーをプッシュキャンセル式(HONDA品番 35200-GFC-J31)に変更。

2023/8/4追記。フェンダー下から取り回していた配線が断線したので取り回しを写真の通り変更しました。
シート下からリジットアームの裏を通して、サイドケース裏を通して見えないようにエンジンルームへ回しています。

アースへの落とし込み不良の都合からキルスイッチの分線をイグニッションの高圧緑線からピックアップの信号赤線に変更しました。
紫赤の線がハンドルのスイッチへ回っています。