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スターターシューの補強

先日判明したスターターシューの不調の原因の対策を打ちます。
不調になる原因がこちらです。


下側がシューが飛び込みづらくなったもの、上側が新品です。

ご覧の通り、走行しているうちにアームが内側に曲がっていきます。
バリエーターciaoの始動不良の原因はシューの磨耗ではなくこのアームの曲がりが原因の様です。
走行の諸動作が
ペダルを漕ぐ→自転車側フリーギア回転→ハブ内ギア回転→クラッチベル回転→遠心力でスターターが噛む→クラッチが回る→ベルトが回る→クランクが回る→エンジン始動&回転→アイドリング時はクラッチのみ回る→走行時は遠心力でクラッチベルも回転スターターも噛む
という動作なので走れば走るほどスターターシューのアームに負荷がかかります。
それをこのまがり角の腕の細さで正しい形状を保てるとは思えません。
実際保てていないですし。
下側のように腕が内側へ曲がると当然クラッチ側へのライニングの当たり面が面から点になってしまうので滑ります。
ライニングが残っているのにスターターが始動しづらくなるという理屈です。
なので補強を入れることにしました。







軸に使用しているのはM4×25mmの皿ボルトです。頭の部分をシューの横幅に合わせて削っています。
クラッチベルに干渉が起こらない角度で補強軸として突っ込んでメタルパテでアーム内の空洞を全て埋めつつボルトも固定してしまいます。
ボルト位置の目安はライニング下部辺りとスプリングホール上当たりで支柱にしています。
ボルト下のまがり角も埋めてしまい腕の強度を出します。

これでクラッチの回転に負けづらくなる筈です。
ただし、パテが欠けてライニングに噛んだりすると最悪、エンジンの回転が止まらなくなりますので真似するときは自己責任でお願いします。

100kmほど走ったら確認の追記をします。

【2023.7.8追記】
600km程走りましたが機構的にも始動的にも全くもって異常なし、とても快適です。
なのでこのカスタマイズが正解ということで良いでしょう。

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