クラッチスプリングナットの締め直し
クラッチスプリングの固定ナットが緩んでしまいリアハブボックスを削ってしまいました(泣)
前オーナーなのかバイク屋なのか不明ですが固定ナットを不適切な工具で締め付けていたようでナットが舐め傷だらけ。
バリがリアハブやらボディやらを削りこんでしまってます。
ここのナットは単体販売されておらずクラッチアッシーまるごと交換になります。
ナット1個のために2万円は手痛い出費なので、とりあえずナットを整形し直して締め直しで対応します。
グラインダーで慎重にバリと舐め傷を均しました。
飛び出しバリを削り落としてしまえばこれ以上ひどい削れこみは起きないでしょう。
締め付けは適正工具で!といいつつ32mmレンチは使ってません。(駄目人間)
ここのナットは順ネジです。つまりベルト回転方向で緩んでいきます。走れば走るほど緩みます。
人力で締める場合は、最低でも1m程度のパイプを工具に噛ませて、全体重をかけてフルパワーで完全に回らなくなるくらい締めないと速攻で緩みます。
また締め付ける際のアッセンブリの固定はクラッチベル側を押さえないと壊れます。
間違ってもプーリーを固定して締め付けないようにしてください。
ナットは完全に締めるとベアリング受けとツライチになると思います。
ロックワッシャーの爪は必ず折り立てます。ナット面にビタ合わせで折り返します。
この部分は若干の遊びがあるので適正に締めても多少の削れが起こるようなのでワッシャーを仕込みます。
クリアランスは1mm以下だと思います。
厚すぎるワッシャーを入れるとクラッチがハブに固定されてしまい回りません。
私はステンレススペーサーシム(内径13mmX外径30mmX厚さ0.5mm)を1枚入れました。
岩田製作所のセミオーダーで発注しました。
1枚560円です。
私のciaoはすでに削れているのでその差分があるかもしれません。
実際はシールパッキンとツライチもしくは少しハブ側の方が高いかもしれません。
削れる前のここの高さが不明なので、1mmを1枚頼むのは危険です。
0.5mmを2枚または合算1mmで厚さを変えて数枚頼んだ方が良いと思います。
潤滑にコパグリップを塗布して組み直しました。
これでしばらく様子見です。