スターターシューの不調に関して
ciao、Si、Bravo等のバリエーター車のスターターシューに関してです。
手に入れてからずっと不調に悩まされていたエンジン始動のしづらさ。
クラッチをまるごと交換してみたり、ハウジングを研磨してみたり、シューのスプリングを弱めてみたり、ベルトの貼りや長さを調整してみたりベルト鳴き止めで滑りづらくしてみたりと色々試してみましたが一向に直りませんでした。
最終手段としてクラッチシューにベルト鳴き止めスプレーを吹いて噛みやすくして対応していましたがロングランをすると乾いてしまって都度吹かなくてはならない始末。
SHうーのライニングの磨耗も半端ありません。
その不調の原因が、やっと判明しました。

普段は宇賀神商會さんから購入していたのですが、マニアックコレクションさんで購入した物と比べてみたらアームのまがり角が違う。
写真で重ねてある下側が宇賀神さんの物、上がマニアックコレクションさんの物です。
普段は下側のものを宇賀神さんで定期的に購入していましたがこれが不調の原因です。
宇賀神さんでしか購入していなかったので、これが正しいものだと思い込んでいました。
盲点すぎる...。
下側のシューはアームの開きが内側寄りなので飛び込み角が合わずに、点で接触してしまいます。
その為、噛みが甘くクラッチを回せない。
上側のものはアームの開き角がほぼ90度、しっかり面で噛んでくれるので純正スプリングでもすんなり噛んでくれました。
年式によるものなのかクラッチベルに種類があるのかは不明ですが、私のクラッチアッセンブリーには上側のものじゃないとまともに始動できないことがわかりました。
交換する際には、形状確認が必要となる部分です。
新品交換しても始動の不調に悩まされている場合はこちらを確認してください。